2020年3月14日土曜日

[雑記]歴史的な1週間、暴落リバ暴落暴落リバ、そろそろ現物仕込む時期?

■振り返り

いや、すごい一週間でしたね。

相場やっている人は記憶に残る一週間だったのではないでしょうか?
NY市場は月曜日と木曜日に開場早々サーキットブレーカーLevel1が発動。
特に木曜日はダウ-9.99%とリーマン時を超えるブラックマンデー以来の落ち率となりました。
一生に一回あるかどうかの一週間でした。


  • 大荒れだったNYダウ2020/3/9-3/13



私の方は基本デイトレに徹してリスク回避、アメリカがきな臭くなったところでダブルインバースを買い金曜日半分決済。
一部持ち越しています。ミンカブを現物で持ってるので、それのヘッジ分です。

なんだかんだとコツコツ稼ぎ、ミンカブの評価損は抱えているものの個別銘柄うんぬんではなく全体的な雰囲気で値動きするのを利用してデイトレ。
確定損益では3月+になる事ができました。
金曜日はダウも大幅反発して木曜日の下げ分の大半を取り戻しています。なお今年に入ってダウがしっかり+引けした金曜日は今週が初めてです。

日足だけ見ると流れが変わったように見えますが、実は上げたのはラスト30分。下げすぎからの売り方の買い戻しのようにも見えます。

  • NYダウ金曜日1分足


うーん?うーん??
悩みます。



先物の方になりますが、出来高も金曜日は激減、出来高がない反発はちょっと怪しい・・。乱高下で売る側も買う側も少なく値が飛びやすいということもあるでしょうが、これをもってして本格的なリバウンド局面だ!とはいいがたい気も。

イベント的にも盛りだくさん。
OPECプラスでロシアとサウジアラビアが減産合意できず、サウジは逆に増産を発表。原油価格急落してまず月曜日暴落

アメリカ、EUからの入国制限発表で木曜日暴落
金曜日には非常事態宣言と行きつくところまで行ってしまった気がします。

■状況仮定

ここから状況が悪化するとすると、いよいよ各国要人への感染です。政治家の皆様は高齢の方も多いので感染すると悪化リスクがかなりあります。
高齢者の場合致死率が高い傾向にあるのは各データでも示されていてEU各国首脳クラスへの感染、アメリカ有名人・政治家への感染が拡大していくと、後一段下に行く可能性もあります。

また、アメリカも大規模感染調査に移るようです。大量感染が分かると医療機関がパンクして死亡者数が一挙に増える可能性があります。武漢や大邱、イタリアなどがそのパターンです。銃社会であるアメリカの場合、最悪は社会的パニックが発生してもおかしくありません。実際アメリカでは銃弾の買占めが起きています。

日本はいよいよオリンピック中止or延期が叫ばれてきました。
中止はないと思いますが延期が現実的な選択肢になりそうな感じです。
日本については経済対策ニュースもちらほら。消費税減税があるなら結構反発するかもしれません。検討中などのニュースだけでも効きそうです。

また、個別銘柄の業績はほぼ関係なしに売り買いされている為、あまり個別分析が効いていません。信用残高が多い銘柄ほど単純に売られる傾向にあります。

ただし、出来高うんぬんはさておきダウは+2000ドル終了です。
金曜日15:00終了時点でダウ先21290ドル、NYクローズ時点で23185ドルと東証クローズからNYクローズまでの間に9%ほど上げているため、日経も18900円ぐらいまでは単純計算して上がることになります。

ただ、ダウ先は月曜日時点でとりあえず下げてスタートすると仮定して18300円~18500円ぐらいからスタートを予想です。

この記事を書いている土曜日時点ではまだよくわかりませんが、先週・先々週と日曜日にサンデーダウが駄々下がりしていたので来週も参考になるかもしれません。

IG証券 Weekend DJI
https://www.ig.com/uk/indices/markets-indices/weekend-wall-street


問題は寄り付いた後です。ここ最近高寄りすると開始30分ぐらいで天井となり、そのあとはダラダラと下げる展開が続きます。

短期トレードとして買うとしても値動きを見ながらでも遅くなさそうです。

ただ、一斉パニック売りされたため、目の前にはコロナでもあまり業績落とさなさそうな株がゴロゴロ。電子書籍関係、ソシャゲとかプラスに動きそうな銘柄も大幅安となっています。
もう現物買って寝ててもいいころな気がしてきてます・・。うーん?

どちらにしても1日のボラティリティは高いのでデイトレ向き相場でもあります。デイトレしながら現物を少し買うのがいい感じです。


■目先のイベント

なお、注目していた3月第一週のアメリカ失業保険申請件数ですが、
21.1万件とほぼ誤算の範囲内で収まっています。前週より減ってます。相変わらず経済は絶好調の様子です。
引き続き木曜日に発表される「アメリカ・新規失業保険申請件数 03/08 - 03/14」も注目です。アメリカでもイベントの中止等が発生し始めていて急速に悪化している可能性があります。

また日本株はオリンピックの話題に移ってくるかもしれません。そろそろ世間の反応を探る行燈記事も出始めていますね。

2月の経済指標などには、現在株は全く反応しないため無視して問題ないかと思います。


■まとめ

・悪材料は出尽くした感もある。
 →有名人や政治家への感染ニュースでパニック売りが来る可能性も
 →暴動等の発生にも注意
・ほぼ全面安なのでそれほど業績が悪化しなさそうな銘柄も全面安、回復を見込んで現物仕込む時期なのかも。
・相変わらず1日の値動きは大きい。寄り天、寄り底注意
・日本独自の減税ニュースで跳ねる可能性あり。
・現物を少しずつ仕込む。ボラが大きいのでデイトレも重ねる。

追記(3/15)

正直NY時間にならないとわかりませんが、WeekendダウはNY引け値から-900~ー1200ドルで推移しています。(ダウ先がNY引け後に350ドルほど下げているので、表示数字から350ドルほど引いてください)

NYダウ引け値:23185
ダウ先引け値:22839

さすがに明日の朝まで、このままという事はないと思っていますが(NY時間で下げ幅を縮める想定です)仮にこのまま月曜日朝を迎えるといきなりダウ先が下限ー5%制限に引っかかった状態で東京市場オープンという悪夢を迎えることになります。
そうすると東京まさかのマイナスからのスタートも十分ありえますし、ダウ先が下限に引っかかって売れないとヘッジとして日本の指数売りが出ます。

特に各国が空売り禁止を導入し始めていて売れる市場が限られてきています。アジア時間で十分な空売りを吸収できそうなのは現在、東京市場のみです。そのため売りが集中する可能性も頭に入れてトレードです。その場合は行き過ぎとなるでしょうから急落したタイミングで買う方向です。

■ダウ先が値幅制限で止まっているので日経が売られすぎたり買われすぎたりする