2020年2月12日水曜日

[個別株]3978 マクロミル 今日は2Q決算。2Qと3Qに集中する業種。今期は決算ギャンブラー

※結果を追記しました。

2月はすっかり決算ギャンブラーなだいすけです。

1月末から2月頭にかけてのウイルス騒ぎで決算に関係なく株価に調整がはいり、好決算には素直に反応することがいつもより多いです。
ただし、3Q決算の場合ある程度織り込み済みらしく、株価が高値圏の場合、好決算でも下がったり、上がったとしてもすぐ下がるパターンが多いようです。

10%の自社株買いを発表してしばらく上げ続けたモバファクなどが例外に当たるかもしれません。

私は決算勝負をする場合、過去の同期決算の値動き傾向や企業の四半期ごとの決算のばらつきなどを確認してから入るようにしています。

今季は現在下記銘柄で決算勝負3勝です。
(勝)3912 モバイルファクトリー
(勝)6050 イー・ガーディアン
(勝)3328 BEENOS

そのほかの決算に関する動きはこんな感じです。
ミンカブ
 決算後良くても悪くても下がる傾向があるので決算前にポジションを落としました。
プレサンス
 監査法人から土地の所有権に問題とか言われて決算延期になったら死ぬので念のためポジションを落としました。

さて、2/12も決算ギャンブルしたいと思います。
3Q決算の銘柄はちょっと微妙なので2Q決算で1Q業績が悪く売り込まれているものに着目です。

ということで

3978 マクロミル


に着目してポジションを立ててみました。最近15:00決算だった企業がお昼に決算発表したりするケースもあるので午前中のうちに立てます。とういことで珍しく先出的な記事になります。いつも通りなら15:00決算です。

なお、トレードは自己責任です。決算爆死した場合でも責任はとれませんのでご注意ください。

マクロミルはマーケティングリサーチ会社です。IPO価格を大きく割り込んでいます。
おかげでPER9.1倍、PBR1.33倍とネット系会社にしてはかなり割安になっています。ただしPERについては、今期減収予想でコンセンサス予想から見ると16倍ぐらいですのでまぁ妥当な水準ではあります。

今回マクロミルに注目した理由です。

1.2Q決算

2Q決算ということです。この時期3月締め企業の3Q決算が多いのですが、2Qと中間決算となります。1Qで業績が悪かった企業が2Qで回復すると上げ幅が大きいです。

2.マクロミルは2Q、3Qに利益が集中


マクロミルの四半期ごとの決算内容です。これを見るとマクロミルは2Qと3Qに利益が集中する業務内容であることがわかります。
1Q決算では経常利益が前年比マイナス-15%と振るわなかったですが、2Qに関してはここ3年右肩上がりに推移しており順調な業績をおさめています。ある程度の挽回が期待できると考えました。

3.下値が限定的

1Q決算時の前年比-15%の決算に対して1004円→908円まで株価が急落しましたが、その4日後に1000円台を挽回しています。株価指数的に割安水準となっている為下値が限定的です。
たとえ決算で下押ししても短期間で戻ると考えました。

4.信用残高がかなり整頓された

ケンミレチャートより

いつものTradingViewではなくてケンミレを参考にします。
※TradingViewでは信用残高だせないので。要望はだしていますが。通る気配はなさそうです。多分、株のテクニカルな人ってそんなにいないのかも。

2019/10につけた底値をピークに信用買い残高がかなり整頓されてきました。現在42万株ほどです。
1日の出来高が平時でも15万~30万程度ありますので、特に多い残高ではありません。決算などで出来高が多いと100万は超えてきますので十分信用の解消売りをこなせるボリュームです。
この辺から長期でも反発が見込めそうです。

5.自社株買いが期待

IPO後順調に現金等価物を増やしていて100億円を超えています。フリーCFも38億円と現金をため込んでいる状態です。




2020年6月期からは、株主還元策として自己株取得を検討とあります。2Qもしくは3Qで利益が上がった場合実際に実施する可能性が高いと考えています。

2020年6月期 第1四半期決算説明会 質疑応答より
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3978/ir_material_for_fiscal_ym/73832/00.pdf


ただ、金額については信用買い残を相殺するぐらいの5~10億円と時価総額の2%強までにとどまる想定です。過剰な期待はしないでおこうと思います。企業のスタイルからするとコンスタントに少額の自社株買いしてくる方向になるのかなぁ?と予測しています。
マクロミルの場合、まず自社株買いを行い株主還元するよという実績が必要だと思いますのでこのあたりで実施してくると妄想しています。これについては根拠が乏しいので、想定というより妄想レベルとしておきます(笑)

あと、マクロミルは四半期ごとの説明資料がめちゃくちゃ詳しいです。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3978/tdnet/1769347/00.pdf

読み込んでしましました。
すげー。四半期ごとのCFがちゃんと書いてある。感動。割とキャッシュフローは重視するので四半期ごとのCF記載はとてもうれしいです。
というか決算短信にCFの記載を義務化してほしくらいです。(現金等価物の増減ぐらいでしか判別つかない)


(蛇足)
ちなみに、決算ギャンブルは基本お勧めしません。
どちらかというと決算2週間前ぐらいから仕込み決算2日前ぐらいに手じまいして様子見する方が統計的にはおすすめです。
今回は直前に相場が荒れた為連続してチャレンジ中です。今回のマクロミルもまぁ爆死する可能性は十分あります。(戻りを期待して耐えれる量のポジションを組みます)

・業績は安定している上に季節性を理解されていない
・決算が期待されていなさそう
・決算期の間に収益が上がりそうな施策を行っている(新商品リリースなど)
・決算期の間に収益が下がりそうな施策を行っていない(TVCMなど)
・株価が底値圏
・決算前になぜか急落した

という銘柄がたまたま転がっていた場合はチャレンジしています。
株価が底値圏といういうのは上を満たしていた場合のみ!間違ってもMTGとか決算をまたいではいけません(笑)(2019年MTGを底値圏と思い信用建てして決算またぎした人は大半の人が退場したと思われます。)

ちなみにフォローしている方がアンケート調査されていた「個別株をやっている人で決算報告を読んでいる人」たまに読んでいる方も含めて54.3%ぐらいだそうです。
つまり半分弱の方は季節性や決算期内に出たリリースによる影響などを考慮せずにトレードしていることになります。
トレーダーにとっては下記の法則は絶対です。

知っている人<<<超えられない壁<<<知らない人

違法な手段を使わずにトレーダーの半分が知らない情報を調べられるなんて、個別株投機&投資 最高!と改めて思いました。



2/12 15:45 追記

決算発表。予想通り2Qのほうが利益は大きいのですが、1Qの減益を挽回するまでは行かず。QonQも前年度少しマイナスとなってしまっています。

2020年6月期 第2四半期決算説明資料(3,515KB)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3978/tdnet/1795233/00.pdf

成長しないのであれば今の株価は妥当より少し安いかな?ぐらいの値段です。大爆死することもなさそうですが、上に向かうかといわれると?が付く決算になりました。

良くて建値で逃げれれば成功。ある程度マイナスを覚悟して撤退ということになりそうです。

せめてQonQが+ならかなり希望が持てたのですが。日本市場でかなり苦戦しているようですね。その分を海外の伸びが一部相殺していますがカバーしきれてなさそうです。

あと、自社株買いはやってきませんでした。やるならこのタイミングかと思ったのですが、ここでやらないのであれば、今年はやらなさそうです。

2/13 追記

いろいろ安すぎるのはあったのですが、なぜかS高になってくれました。
昨日の時点では建値決済出来れば御の字とおもっていたので感謝。これに関しては偶然です・・・。
なお、S高になるとは思ってなくて、もっと手前で決済しています。目標額は十分達成しているので結果オーライでしょうか?
ネット系の割安株で下値限定的なところに普通の決算が出てきたのがよかった様子です。なおマクロミルは来期決算は割と期待できる(選挙があるのでリサーチ会社は仕事が増えます)ので〇×ショックなどで下がった場合はまた買いたいと思います。