2020年2月8日土曜日

[雑記]カギはSQ?2/7金曜日予想通り調整入ったけど日経先物底堅い。

※こちらも私の頭を整理するために書いてます。所感です。間違ってたらtwitterで指摘ください

さて金曜日は調整入るなぁと思っていたら調整は入りました。
しかしダウに対して日経の押しが弱いです。なぜでしょうか?

鍵のひとつはSQにありそうです。SQとはオプションと先物の清算日の事です。2月はミニSQでオプションの清算日となります。2/14の始値でオプション価格が決まります。
SMBC日興証券よりSQ/特別清算指数

(余談)
いつも思うのですが終値で決まるべきなんじゃないかなぁと思うのですがどうなんでしょうね?寄り付き特別気配とかで値段がついていないことも多々あるのですが。

ということで現時点でのオプションの建玉状況を見てみましょう。みんなが取りまとめていただけてます。本当は会社別にまとまっている方が良いのですが有料サイトが多くてなかなかありません。
全体を取りまとめて公開してくれているサイトで見てみたいと思います。

http://blog.livedoor.jp/buyv/archives/1076988855.htmlさんより
2020/2オプション建玉 2/7

さて、23750以下のプットオプションが増えています。
2月はオプションのみの清算ですので、先物の清算はまだ先になります。オプションは売っている方はなるべく売ったオプションに損が発生しないような範囲に入れたがる傾向があります。(大体は株価がある範囲内にあればオプションによって利益が出るような売り方をします)

この場合プットオプションとコールオプションが少ない23875付近、悪くても23625付近で終わってくれるのが理想的に見えます。

改めて昨日の値動きを見るとダウは取引時間中、下に降りてますが日経先はそれには追従せず23690付近を底に底堅い動きをしています。

これは上記プットショートの防衛買いの値動きに見えます。

さて、防衛が成功するかどうかで、値動きが大きく変わってきます。

月曜日から火曜日にかけてダウがさらに下押しした場合などは防衛できずにオプションでの損失を限定すべく先物に売りが発生して急落したりします。

防衛成功した場合でもSQ明けに構築した先物の買いポジションを解消するために急落が発生したりします。

このようにSQ週というのはオプションや先物の思惑によって日経平均が動きやすいといわれています。

ちなみに去年の2019/2 SQです。前の週までは堅調な戻り推移だったのですがダウに比べて頭が抑えられた形でした。そしてSQ週に800円を超す急落が発生した後SQ明けに何食わぬ顔で戻っています。コールショート防衛が成功しSQ明けに先物の売り玉を買い戻したと思われるパターンです。

ということで、SQ週である来週は予期せぬ値動きに注意しながらトレードしたいと思います。主戦場の小型株はあんまり関係ないんですけど、特に決算すぎた株などは全体の動きに引っ張られるので注意です。

※オプション用語
コール:株価が一定以上になると利益がでる権利
 コールロング:購入時の価格以上の損失は発生しない。権利価格を上回れば利益発生。
 コールショート:売却時の価格で利益確定、権利価格を上回れば損失発生

プット:株価が一定以下になると利益がでる権利
 プットロング:購入時の価格以上の損失は発生しない。権利価格を下回れば利益発生。
 プットショート:売却時の価格で利益確定、権利価格を下回れば損失発生

ショートする方は株価の範囲を予想してこの範囲に入れば利益がでるというポジションの組み方をします。確率論的に大体決まってきます。
たまに外れるけど繰り返せば利益がでるっていう考え方です。

ロングする方は先物や現物と組み合わせるのが一般的です。
例えば先物買に対してプットロングを組み合わせて予想以上に株価が下がった場合でも大損しないようにします。掛捨保険みたいなものです。