2020年2月7日金曜日

[個別株]3254 プレサンスコーポレーション(その3)今回は出た事に意味がある、来季は減益と思われる

出ました!

プレサンス3Q決算!!

前の記事にも追記してポジションは減らしてました。
https://trv-and-mt4.blogspot.com/2020/01/3254.html

いやー。減らしたとはいえ、決算延期でS安食らったら今年の利益が吹き飛ぶぐらいの量はもっていたので、ドキドキしながら15時を待ちました。

で15時同時に発表!
決算内容は予測されていた通り、今期進捗99.5%
社長が逮捕されていなかったら確実に上方修正と増配を発表している内容です。

ただ、今回は見送り。しかし売り上げ確保率は100%を超えていて、後200億円の売り上げ見通しが残っています。

第3四半期 決算ハイライトより

超えるのは確実です。

まぁ某掲示板では、2Qと比べたら3Q大したことないとか出ていますが、もともと不動産業は四半期ごとの売り上げが安定しません。
大きな物件が引き渡されたタイミングに売り上げが計上されるためです。2019年は消費税増税があり増税前の引き渡しが多かったため3Q以降は確保売り上げが減っています。

これは、2Q時点での決算ハイライトを読よめば、すぐわかる事だったりします。

今回の着目点は

「監査法人に指摘されることなく四半期報告書を出せた。」

の一点に尽きます。

上方修正や増配予告がなかったのは残念ですが、そこは仕方がないということで。

ただ来期に関しては売り上げ見通しから見ると減収減益に見えます。今期は消費税増税ブーストがあったため仕方ないかもしれません。

■20193Qと20203Qでの来季以降の引き渡し予定数量と金額


1年前と比較して受け渡し残高が133.1億円から121.9億円に減っています。約10%ぐらいの売り上げ減少はありそうです。
この数値は社長逮捕の影響が出ていないタイミングですので、もしかしたら本決算ではもう少し減少幅が大きいかもしれません。

株価指標的には10%減でも2000円超えていないとおかしい気がします。今回の件で土地の仕入れを少し控えると営業CFが急改善するという、嬉しいような嬉しくないような誤算が発生するかもしれません。
また、秋田のホテルを売却など、不動産資産の現金化を進めている様子です。

しかし、何しろ信用買いが多い!理由はなんであれ4か月ぐらいかけて解消する必要があるため、来季の減収を理由に一回上げた後は下押ししてくる予想です。

結局は今年いっぱいは1200円-1800円のレンジ相場を形成しそうな?