2020年1月24日金曜日

[個別株]3254 プレサンスコーポレーション(その2) 決算前に下がる方が期待できる

決算出たのでその3も書いてます。
https://trv-and-mt4.blogspot.com/2020/02/3254.html

前回のS安直後のポジションをまだ持ってます。
https://trv-and-mt4.blogspot.com/2019/12/3254.html

決算近くなってきたので買い増ししていたら、上値が重すぎるためか1/23にいったん下に振ってきました。

さて、プレサンスですが超絶割安株状態です。

■プレサンスの指数


不動産業の平均PERが14倍ですので、その1/3。また2Q時点で今年の売り上げ分の95%は売約済みとなっていて、達成するのはほぼ確実です。

2020年3月期 第2四半期 決算ハイライトより

2Q時点の純利益は156億円、通期予想値は215億円ですが、売り上げに対して利益の比率は大して変わらないとすると、受注残高から計算した純利益は予想値より10%上振れした240億円になっています。

2/7の3Qでの上方修正はほぼ確実とみられる状況での、社長逮捕からの2連発S安からの反発。正直この社長逮捕がなかったらこの値段では買えない株です。
さすがに同じことを思った人がいたのかS安時に信用買い残が膨れ上がりました。そしてまだ大半の人が抱えています。

https://karauri.net/3254/torikumi/?date=2020-01-17より

現在1日の出来高は50万-100万なので、出来高の4倍以上の買い残高はさすがに上値を重くしています。

結果、1/23はレンジ下側までしっかり下げてきました。

■所感、社長逮捕の影響は直近軽微と予想

さて、この超割安株のプレサンスですが、なぜこれほど割安なのか?というとやっぱり社長逮捕による影響度合いがはっきりしていないためです。

このあたりは影響が大きく出ていそうな本決算を見るまでは動きが鈍いかもしれません。

ここでは20人に一人解約が発生していると仮定します。(建物に不具合があったわけじゃないのに手付金が戻る形で解約できるとは思えないので、この数字でもかなりの大きく見積もってます。)
5%です。決算資料の受注残高から5%の解約があってもすでに今季の目標は完全に達成可能なレベルの数字となっています。

なお、社長逮捕の直後は解約の話題などがマンション掲示板で上がりましたが結局今年に入ってからは全く見かけません。

問題は来期への影響ですが、来季2Q分までは同じようにすでに売約済みです。

現在の株価は今回の影響で利益が1/3以下になるぐらいのインパクトがあると考えられています。そこまでの影響がでるかどうかはもうしばらくたってみないとわかりません。

ただ、関西圏を中心に活動しているプレサンスは、大阪万博や(これまた問題になっていますが)IR誘致などもあり、まだ上昇の余地があると考えています。

正直、社長が40%握ってなかったら間違いなくTOBかかっていると思う・・。

ということでプレサンスもガチンコホールドするつもりで1/23の下げたタイミングでNISA口座でも買ってみました。

■過去の決算前傾向

過去の決算前傾向から見ると、決算前に下がった方が、決算後圧倒的に上がりやすいです。逆に決算前に上がっていると決算後いったん調整が入ります。
プレサンス株ですが価格帯的に十分下側にいたこともあって私は今回は決算前に上がるパターンではないかと予想していました。

しかし実際には決算前の沈黙期間中に下側に振ってきました。某掲示板など見ると漏れているなどと書かれていますが実際には信用買い残からIRが出にくい沈黙期間を狙って売り込みしているだけとみています。
これは逆に決算期待できそうではあるのですが、上がると踏んであらかじめ資金を入れていたので評価損的には痛い目を見ています。

ただし、もともと1069円の含み益がかなりあったこともあり、まだ+圏内。突っ込みしたところを拾っています。
2/7の3Q決算は大きく崩れないでしょうが、受注残高の数値には注目したいと思います。あと上方修正があるかどうか。

(追記)
2/6決算前日ですが、プレサンスのポジションは減らしました。
戻ってきたのもあるのですが、MTGの例を見ると不祥事後は監査法人から横やりが入って決算遅延のリスクがあるなと思い。
普通にでればOKですが、遅延したら一回下側行くのは間違いないので余計なリスクは侵さないことにしました。
もちろん普通に出る可能性のほうが高いと思います。