7806 MTG 中国人旅行者の爆買いもあって上場当時はユニコーン企業ともてはやされたMTGも、ワラントや増資があったわけではないのに上場来高値の1/10付近にいます。
780円ぐらいはつけるだろうなと思っていたMTGですが、なんと一瞬とは言え1000円台を取り戻しました。
理由は前から参入が予告されていたマットレスの新商品発表があったための様子です
MTGからスリープテック市場に新ブランド誕生 『NEWPEACE(ニューピース)』
業績回復期待から800円台から一挙に1000円台まで株価を上げてきました。(とはいっても、上場来から見てみれば誤差みたいなものです・・w)
MTGは去年の9月期末に優待目的に1020円ぐらいで入って、決算怪しいと思って権利だけもらって1050~1080円で逃げた経緯があります。
予想通り決算は爆死だったのもありますが、2回連続報告延長&下方修正と企業としてどうなの?って感じの報告が続いています。
さすがに次の報告は延長なしで出ると信じたいです。
では、2020年9月期1Q決算はどうなりそうでしょうか?こちらもすでに大幅マイナスが予告済みです。
■MTG 2019年9月期 決算説明資料より
この1Qマイナスの金額がどの程度か?に今後の株価はかかってきそうです。
2019年9月期決算報告だと、現金同等物を300億→138億と大きく減らしています。IPOで入手した金額のほとんどを1年で失ってしまいました。
2019年4Qは在庫や土地の減価を行ったため大赤字になったともいえるので、業績が改善する可能性も十分あります。逆に去年の2Qクラスの業績悪化(経常-30億円)を超えてくるといよいよ怪しいです。
2019/10~12月は業績が向上しているイメージがありません。ドライヤーとヘアアイロンのサロン向け先行販売があったくらいです。
ただ私としては総悲観な時こそ買いとも言います。1Q大赤字で700円台に突入したりした場合、内容をみて買っていこうかなとも思います。
580円を割り込むと、いよいよだれも望まない上場廃止基準となってしまいます。
※マザーズの上場廃止基準(有価証券上場規程第603条第1項第5号の2)
株価が、上場後3年を経過するまでに、新規上場の際の公募の価格の1割未満となった場合において、9か月(所定の書面を3か月以内に提出しない場合は3か月)以内に当該価格の1割以上に回復しないとき
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/delisting/07.html
その価格帯に長期にわたり滞在するとは思えません。上場廃止になるとしてもMBOになりそうです。(社長にIPOで稼いだ十分な資金力があります)
とすると、700円台から見た下側は-300円程度、仮に業績が復活してくるのであれば2000円ぐらいまでの上昇は見込めますので+1200です。-300円のリスクで+1200円をとると考えれば1年程度の長期戦を考えて損しても惜しくない量を持っておくのはありな価格帯となります。
どちらにしても1Q決算を見てです。事業継続が怪しいほどの赤字だとさすがに買えないためです。
そう思うと前回12月ごろ700円台は買っておけばよかったのでは?と言われそうですが、1Q決算出るまでは買わないと決めていました。(あとプレサンスのポジション大きすぎて買えませんでした)
でもこーいう株って1Q悪くても悪材料出尽くしとかいって急反発するんだよなー(汗)
もしそうなったら諦めます。
なお1Q決算発表は2/14です。(予定通りなら・・・・)
MTGが復活できるのか今後に期待して監視を続けたいと思います。